2021/05/30
お盆

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お盆はご先祖様の霊を迎えるための行事です。
一般的に7/13〜7/16、または8/13〜8/16に行われます。
(地域によってことなる場合もあります)

精霊棚やお仏壇でお盆の準備をし、13日の夕方には玄関・窓際などに白提灯を吊り玄関先で出来るならば、迎え火をたき、そこを目印に馬(きゅうり)に乗って急いで帰ってきて、16日の朝には、送り火とともに牛(ナス)に乗ってゆっくり帰られると言われています。
大切なご先祖様と少しでも共にいられる瞬間を感じられるのがお盆です。
2021/04/02
4月の仏事「お花祭り」

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お釈迦さまは、およそ2,500年前の4月8日、北インドのルンビニーという地域の花園で生まれた。生まれたばかりのお釈迦さまは、7歩進んで「天上天下唯我独尊」と言ったという。
2匹の竜が天から甘い雨を降らせて祝福したという。
その情景を再現したのが「お花祭り」です。
お釈迦さまの仏像「誕生仏」を、花で作った小さなお堂の中に安置し
甘茶を「誕生仏」にかけ礼拝します
2021/02/22
お彼岸

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3月21日前後に営まれるのが春彼岸法要
9月23日前後に営まれるのが秋彼岸法要です。

彼岸とは「向こう岸」すなわち仏の世界のことで、仏の教えに触れるための彼岸会が行われてきました。

春彼岸は春を迎える喜びに感謝し、秋彼岸は豊穣を感謝します。
ぼたもちやおはぎを食べる習慣がありますが、ぼたもちは春彼岸、おはぎは秋彼岸にちなむ名前といわれています。
お彼岸の頃には、お仏壇をきれいに掃除し、気候もおだやかになりますのでお墓参りをしましょう。
2021/01/20
2月の行事

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2021年の節分は2月2日です。この日に節分になるのは1897年(明治30年)以来のことです。今年は立春が2月3日になり、初午もこの日になります。

この日は、お稲荷さんが祭られ、総本山「伏見稲荷大社」をはじめ全国の稲荷神社で五穀豊穣や商売繁盛などを祈ります。

一方、稲荷は稲生(いなり)に由来し農業の神とも言われ、信仰されています。おキツネさんは神様の使いといわれ、家を守るという稲荷信仰が増えたそうです。そこから、キツネの大好物の油揚げに寿司を詰めたものを奉納したものが、いなり寿司となり、初午の日にいただくようになりました。
2020/12/27
数珠

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僧や在家信者など仏と向き合って念じるときに使うことが多いことから「念珠」ともいわれてます。数珠の珠の数は基本的に108個が基準となっています。

これは念仏や経文など、くり返し唱える場合の数を数えるほかに、こすり合わせて108の煩悩を打ち消す。または、108段階あるといわれる仏教修行を象徴しているともいわれています。

ほかにも108珠を基準に54珠、27珠、18珠といったものもあります。数珠は仏教徒にとって重要な法具ですので、お葬式や法事などでは数珠を持つことが基本になります。数珠には大きく分けて、各宗派別の正式な数珠と略式数珠があります。
2020/11/21
コラムNo.6 お仏壇は家のどこに安置すればいいの?

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お仏壇を安置する方向にこだわる人たちが相当数いるようです。 一番信じられてる説によると、「南面北座説」これは仏壇の背を北側にして正面を南に向くよう置きます。

【昔から家を建てるときに南向きは最良といわれていて、日当たりの条件】
風通しのよさ、直射日光や湿気を嫌うので、このような置き方が最高となります。
お仏壇の置く方向が決まったら、次にどの場所にするかを考えます。
毎日、家族が集まり、いつもにぎやかで、みんなが気持ちよく手を合わせられる場所がいいと思います。
2020/08/01
コラムNo.5 十三仏

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十三仏   
故人を浄土へと導く十三の仏様のこと。

1. 不動明王    初七日
2. 釈迦如来    二七日
3. 文殊菩薩    三七日
4. 普賢菩薩    四七日
5. 地蔵菩薩    五七日
6. 弥勒菩薩    六七日
7. 薬師如来    七七日
8. 観音菩薩    百ヵ日
9. 勢至菩薩    一周忌
10. 阿弥陀如来   三回忌
11. 阿閦如来    七回忌
12. 大日如来    十三回忌
13. 虚空蔵菩薩   三十三回忌


年忌ごとにそれぞれのお役目があります。
残された家族は故人が十三の仏様に守られ極楽浄土に導いて下さることを ご供養しお祈りします。

その十三仏像が絵書かれた掛軸があります。 それを仏事ごと(年忌・お盆・お彼岸など)のたびに飾ります。
家族が手を合わせることが、故人への思いを届ける事でしょう。 (十三仏の掛軸は宗派によって少し異なります。)
2020/07/01
コラムNo.4 神棚

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▲神棚写真の神具

 向かって左から       神鏡

 真榊   榊立     n子(酒) n子(酒)  榊立   真榊

        春日灯籠 かがり火 水玉 皿 皿 かがり火 春日灯籠

            (水) (米)(塩)

【神棚 】   
仏教が伝わる以前から、私たちの祖先は、暮らしの中に神をとりいれ、これを崇めることによって心のよりどころとしていました。やがて人々は神の分身を自分の家に祀るようになりました。これが今、私たちの家庭に見られる神棚のはじまりです。



【神棚を設ける場合】

神棚は家を新築したり、事務所を新しく開いたりする場合でしょう。
家の場合、清浄で静かな高い所、又は家族が集まるリビングで南又は東向きにお祀りします。二階のある家では、神棚の上が廊下で頻繁に歩くような場所は避けましょう。



【神棚を取り替える場合】
地方によっては毎年神棚を新しくする場合もありますが、一般的には 5年・10年・15年などと5年毎に区切って取り替えることが多いようです。 伊勢神宮の様に20年に一度建替する様に、家庭の神棚も長くても20年に一度は 新しくしなければなりません。
新しくする時は、古い神棚よりも少し大きめにするか 造りのよいものにする方が良いとされています。古い神棚やお札はきちんと焼納して もらってください。
御神札の納め方 神棚は正面中央を最上位、その中央には伊勢の大神宮さま 次に向かって右。右には氏神さま そして向かって左。左にはその他の信仰する神社の御神札をお祀りします。 神殿が小さな場合は、伊勢の大神宮さまを一番手前にして氏神さま、その他の信仰する 神様の順に重ねます。御神札は毎年新しくお受けし、古い御神札は氏神さまに納めます。
2020/06/01
コラムNo.3 盆提灯

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盆提灯はお盆の時、故人の霊が迷子にならないように目印として飾ります。
また、盆提灯は故人に対する感謝の気持ちを込めたお盆の最高のお供えとされています。
初盆の時は、一般的に白提灯を飾ります。これは家族が準備します。
昔から、初盆を迎えた家には、親類や故人と親しくしていた方が 盆提灯を贈る習わしがあります。
盆提灯の飾る時期は新盆の場合は8月初めから、 旧盆の場合は7月初めから飾ります。(地域によってお盆の時期・期間が異なります。)
なお、初盆は故人が亡くたってから四十九日後、初めて迎えるお盆となります。
盆提灯を贈る場合は、一般的に絵柄の入った盆提灯を贈ります。 相手方のお盆の準備に間に合うよう早めに贈りましょう。 (お盆には地域や宗派によってさまざまな違いがあります。)
2020/05/01
コラムNo.2 仏壇の主役は仏像

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仏壇の上段・中央にはご本尊をお祀りします。
宗派、寺院によって仏像・掛軸だったり異なります。
一般的に
 ●浄土真宗  阿弥陀如来(西用)
 ●浄土真宗  阿弥陀如来(東用)
 ●曹洞宗   釈迦如来
 ●臨済宗   釈迦如来
 ●黄檗宗   釈迦如来
 ●天台宗   釈迦如来
 ●真言宗   大日如来
 ●時宗    阿弥陀如来
 ●日蓮宗   マンダラ・日蓮上人

【仏像の材質】  
 白檀   
  白檀は赤褐色で緻密な硬い木で爽やかな甘い香りが特徴で最高級な木材です。  
 檀木   
  檀木は白檀のような香りはありませんが、緻密で重く硬い木です。   
  淡褐色で美しい光沢をもっております。  
 ツゲ   
  ツゲは生育が遅く緻密で重硬。経年変化により徐々に淡褐色になり重厚感がまします。  
 楠
  楠は美しい木肌と独特な芳香を持ち、古くから多くの仏師に好まれてきました。   
  また、樟脳の原材料であり防虫効果があります。  
 白木   
  ヒノキ類の白木材は、木目が均等で緻密の為、とても安定にすぐれています。   
  白木ほ経年変化により徐々に淡褐色になり重厚感が増します。
2020/04/01
コラムNo.1 お盆のお膳の簡単な作り方

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お盆がやってくるといつも迷ってしまうのが「お盆のお膳の作り方」ですね。
お盆の間はご先祖さまの食事を用意しておもてなしをしますが、霊具膳、霊供膳、盆膳などと呼ばれる小さな食器セットに、肉や魚、ニラ、ニンニクなどの匂いの強いものを使わない精進料理を盛り付けます。
精進料理といっても難しいものではありませんので大丈夫!全てを作るのが手間であれば場合によってはスーパーマーケットで購入したものを供えてもかまいません。

具体的には
@平椀・・「煮物」
一般的には煮物をお供えします。例えば煮豆・胡麻和え・白和え・おひたし・酢の物があげられますが、少しアレンジを加えて、野菜、豆を使って調理したものでもかまいませんし、サラダのようにレタスやトマト、きゅうりなどの野菜を組み合わせてもよいでしょう。

A親椀・・「白飯」
ご飯(飯椀) 基本的には白いご飯をお供えします。 なぜなら、昔は精白米がとても貴重なものだったので、最高のご馳走とされていたからです。

B高皿・・「たくあん(二切れ) 梅干し等」
お新香やお漬物をお供えします。たくあん・梅干し・きゅうり・大根漬けなど、ごく一般的なもので大丈夫です。尚、たくあんなどは二切れで盛るのが一般的です。

C壺椀・・「煮物、和え物、酢の物」
煮込み物をお供えします。 高野豆腐・がんもどき・こんにゃくなどを中心に、人参・レンコン・えんどう豆・芋類・しいたけなどを煮込んだものを用意します。ここでは魚や肉を避けるので、はんぺんのような肉や魚の加工品は避けます。

D汁椀・・「味噌汁、お吸い物」
お味噌汁やお吸い物をお供えします。 具材は豆腐やわかめ、ねぎ、油揚げなどごく一般的な具材で大丈夫です。また、故人が好きな具材があればそれを味噌汁に入れましょう。


以上のようにお供えしていきますが、基本は故人の好物を入れて喜んでもらえる美味しそうなお膳を作ることです。その他、故人の好きだった果物やお菓子、素麺もアレンジしてお供えしてみましょう!

また、供え終わったお膳はどうしたらよいのでしょうか?
お供えを下げた後には、お供えをした私たちが頂くのがマナーとされています。
上記写真:お盆の食器セット は草川神仏具店で取り扱いしております。

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